多様な高性能質量分析装置やNMR装置と、次世代シーケンサーなどの高度な解析技術やノウハウを活用し、メタボローム解析とホルモン解析、ゲノム解析、トランスクリプトーム解析を支援します。
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汎用性の高い質量分析装置に加え、イオン性物質や高分子物質の解析に適した機器を有し、高精度の 非ターゲットおよびワイドターゲット分析が可能
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超高感度、ハイスループットかつ構造解析能力の高い装置により、高精度のホルモン動態解析が可能
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新規な有用遺伝子をChIP-seqやRNA-seqなど多様な手法で高速かつ高精度に同定・解析することが可能
- 変異体植物や遺伝子改変植物などの代謝変動やホルモン動態の解析により、光合成機能制御やバイオマス 生産、ストレス耐性に関わる遺伝子の同定や、有用物質生産の代謝システムが明らかに。
- 構造解析用超精密質量分析により、新規の生理活性物質やホルモンの発見が可能に。
- 次世代シーケンサーにより、ゲノムワイドな転写因子の結合部位、 エピジェネティックな変化やRNAの制御が明らかに。
理化学研究所は多様な高性能質量分析装置やNMR装置を保有するとともに、高度な解析技術やノウハウを蓄積しており、 世界的なメタボロームとホルモノームの解析拠点として植物科学研究の発展に貢献しています。
本事業においては、変異体植物や遺伝子改変植物などの代謝変動やホルモン動態の解析により、光合成機能制御やバイオマス生産、ストレス耐性に関わる遺伝子の同定や、有用物質生産の代謝システムの解明に貢献します。
また構造解析用超精密質量分析などにより、新規の生理活性物質やホルモンの発見にも期待できます。
また、次世代シーケンサーを用いてトランスクリプトーム解析やChIP-seq解析、エピゲノム解析も行ないます。
これにより転写因子などの直接の結合部位や、制御される遺伝子、さらにはヒストン修飾などの様子が明らかにできます。
これらの知見を提供することで、光合成能力の強化やバイオマス増産技術の開発、有用化合物の創成など実用化研究の発展につなげます。