- 光合成機能に関わる植物変異体及びエコタイプ
- 多様な環境条件下の植物個体、細胞
- 次世代シークエンサーにより、迅速な原因遺伝子の同定や網羅的遺伝子発現プロファイル、クロマチン修飾解析等が可能に。
- 藻類の多様な環境条件における光合成機能解析により、光合成機能増大のための遺伝子同定や,バイオエネルギー生産へつながる植物代謝制御システムが明らかに
- 画像データ配信システムにより、遠隔地からの長期環境応答モニタリングが可能に。
自然科学研究機構 基礎生物学研究所は、大学共同利用機関として大学・研究機関などに所属する所外の研究者に対し、所内の研究部門・研究室との共同研究、および大型スペクトログラフやDSLM等所内の施設を利用して行われる共同研究利用を実施しています。
本事業においては、光合成機能解析システム及び画像データ配信型の植物環境制御システムを用いて、藻類や陸上植物の多様な環境条件における光合成機能の解析を実現するとともに、次世代シークエンサーHiSeq 2000システムを導入し、各種変異体や自然変異の迅速な原因遺伝子の同定を可能にします。
さらに、RNA-seq法やChIP-seq法等による解析により、網羅的遺伝子発現プロファイルや植物のクロマチン修飾、転写因子直接ターゲット解析を支援します。
これらの設備を活用した共同研究を推進することにより、光合成機能の増大やバイオエネルギー生産につながる植物代謝制御システムや遺伝子ネットワークの解明などが期待されます。
特に名古屋大学との連携により、これらの研究の加速が期待されます。