事業概要

背景

二酸化炭素濃度の上昇に伴う環境の変化、人口増加による食料不足、化石資源の減少に伴うバイオマスの需要拡大など、私たちの地球は様々な問題に直面しています。
これらの問題解決において植物科学が担うべき役割は大きく、例えば植物に特徴的な機能である光合成機能の向上は「二酸化炭素の大幅な削減(低炭素社会実現)」への貢献が期待されます。
日本政府は平成22年の予算編成にあたり、6つの戦略の中心分野の1つとして「グリーン・イノベーション」を位置付け、今まで培ってきた科学技術を礎に環境改善、保全の推進を決定しました。

「低炭素社会実現に向けた植物研究のための基盤整備」も、文部科学省最先端研究基盤事業の補助対象事業として採択されたものであり、世界レベルの技術基盤を有している個々の大学・研究所の基盤を集中整備、更に拠点間の連携強化を推進します。

なにをするか?

これまで我が国の9つの研究拠点は、独自に技術基盤及びノウハウを構築し世界トップレベルの成果を輩出してきました。
本事業はこれら各拠点が所有する最先端計測プラットフォームを集結、集中整備することを目的とし、オールジャパン最先端植物総合解析基盤ネットワークの強化・高度化を促進します。
このネットワークが強化されることにより、国内外の研究者が最先端の技術基盤を使用することが可能になり、植物研究コミュニティ全体の活性化が期待されます。
私たちはオールジャパン体制で植物科学コミュニティをバックアップすることにより、植物の活用による社会貢献を目指しています。

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